舞台に立つ俳優の「自分」と「表現」のまだ見ぬ可能性に、
アレクサンダー・テクニックの手法を通して迫るワークショップ企画。
第2弾のテーマは“表現のための「リラックス」”
昨年秋に実施し、ご好評をいただいた俳優向けワークショップ企画の第2弾を、来月9日にオンラインで開催します。
舞台に立つ俳優にとって「『からだの使い方』を学ぶこと」は、大切なこと、あるいは必要なこととして広く認知されていると言えると思います。しかし、なぜ俳優がからだの使い方を学ぶ必要があるのか、そのために具体的に何をすれば良いのか、と改めて考えてみると、どこか雲を掴むような感じがして、明確に言葉にするのが難しいと感じる方も多いのではないでしょうか。
このワークショップは、俳優に起こりがちなそうした疑問に、自分に合った「からだの使い方」を学ぶ「アレクサンダー・テクニック」の手法を通して迫り、自分自身や表現のまだ見ぬ可能性に手を伸ばすことを目指すものです。
昨年は導入編として、概念的な部分に重点を置いた講演+ミニワークというメニュー構成で行いましたが(参考:昨年のワークショップレポート)、今回はそこから一歩進んで、ワークを中心に据えた実践的なメニューでより具体的にテーマにアプローチしていきます。
講師は昨年に引き続き、「アレクサンダー・テクニック・センター スタジオK」主宰の芳野香さん。1994年にアメリカで日本人として初めて最年少で全米公認資格を取得し、1995年に京都で「アレクサンダー・テクニック・センター スタジオK」を設立。個人レッスンや講演、大学での授業、ワークショップなど豊富な指導経験をお持ちです。
ご自分の可能性を広げたい俳優さんをはじめ、俳優に向けてどのように言葉をかければ良いのかお悩みの演出家さんなど、舞台芸術に携わる方ならどなたでもおすすめです。
■日時
2021年8月9日 (月・祝) 14:00-15:30
※延長になる可能性がありますので、時間に余裕をもってご参加ください。
■会場
オンライン会議ツール「zoom」ミーティングルーム
※チケットをご購入いただいた方に、開催当日zoomミーティングルームのURLをご案内します。
■講師
芳野香(よしの・かおり) さん
「アレクサンダー・テクニック・センター スタジオK」主宰。全米アレクサンダー教師協会AmSATおよびACAT公認教師。
1991年渡米。1994年、ACATにて日本人としてはじめて最年少で全米公認資格を取得。1995年帰国、京都に「アレクサンダー・テクニック・センター スタジオK」設立。個人レッスン、講演、ワークショップなど指導多数。著書に『アレクサンダー・テクニックの使い方 「リアリティ」を読み解く』(誠信書房)など。
スタジオK公式サイト:https://atc-studiok.com/
■対象
俳優(おもに舞台)をはじめ、舞台芸術に携わる方ならどなたでも
■メニュー
1)レクチャー(20分程度)
2)ワークショップ(50分程度)
3)質疑応答(10分程度)
■参加費
2,500円(京都舞台芸術協会会員は500円OFF)
※京都舞台芸術協会会員の方は、割引コードを取得してからチケットをご購入ください。(詳細下記)
■定員
15名
■事前にご準備いただくもの
- パソコンやスマートフォン、webカメラ、マイク、インターネット回線など、zoomを安定的に利用できる環境
- 動きやすい服装
- 寝転べるくらいのスペース(いわゆるヨガマット1枚分くらい)
- フェイスタオル1~2枚、輪ゴム数本
■お申し込みからご参加までの流れ(必ずお読みください)
1)Peatixのイベントページでチケットをご購入ください。URL:https://kpao-at2021.peatix.com
2)チケットをご購入いただいた方に、開催当日zoomミーティングルームのURLをメールでご案内します。
- 京都舞台芸術協会会員の方は、8/7(土)までに協会メールアドレス(info@kyoto-pa.org)までご連絡の上、割引コードを取得してください。申し込み時に割引コードを入力すると500円OFFにてご購入いただけます。
- チケットの購入〆切は8/8 (日)23:55です。
- キャンセルは8/7(土)まで受け付けます。それ以降は対応しかねますのでご了承ください。
■主催・お問い合わせ
NPO法人京都舞台芸術協会 info@kyoto-pa.org
ワークショップの概要 ── テーマは “表現のための「リラックス」”
今回のテーマは、表現のための「落ち着き」「リラックス」。
表現をすることはとてもパワフルな行為です。それに対して「落ち着く」「リラックス」はまるで反対のことに思えるかもしれません。
しかし作品や演技のエネルギーを伝える基盤として、演技者や観客が「落ち着いていること」はとても重要です。
また、稽古を重ねた最後に本番を迎える演技者にとっては、「リラックス」ができるか否かは、表現の質や稽古場の環境、自身のキャリアに大きな違いをもたらしえます。
今回はワークをメインに「創造的なリラックス」について取り組んでみましょう。
ご自身の中の眠れる可能性に気付くきっかけになれば幸いです。(講師・芳野香)