NPO法人 京都舞台芸術協会 – Kyoto Performing Arts Organization

京都を中心に地域の舞台芸術家同志の交流や人材育成事業、創作環境の整備を主な目的として活動を行う団体です。

*

THEATRE E9 KYOTO×京都舞台芸術協会ショーケース企画“Continue”

      2021/04/08

昨年5月の開催を延期したTHEATRE E9 KYOTOとの共催企画を、本年4月に実施いたします。引き続き京都舞台芸術協会は共催およびプレトークイベントの主催として参画しています。ぜひご注目ください。


期間中に4つの団体が公演するショーケースを開催いたします
それぞれの個性ある魅力をぜひお楽しみください

■参加団体■
鳥公園/NPO法人大阪現代舞台芸術協会(DIVE)/正直者の会/ドキドキぼーいず

『Continue』には、続ける、引き継ぐなどの意味があります。
本企画は2020年5月に実施予定でしたが、新型コロナウィルス感染症の拡大により、およそ一年の時を経て2021年4月に公演を開催することとなりました。感染症が社会に広がるよりも前に設定したContinueというテーマは、当初の想定よりも、さらなる大きな問題として私たちの前に提示されることとなりました。

「続ける」こと「引き継ぐ」ことへの困難さに、どのように答えていくのか。延期の間も私たちは対話を持ち続け、また関連企画としていくつかの取り組みも行っていきました。その過程の中で、劇場での長時間労働に関する課題も技術スタッフから声があがりました。参加アーティストとも協議を重ね、劇場での準備時間を1日8時間以内に収めることで上演を試みます。対話と新たな取り組みの中で、上演を通じて続けるとは何か?ということを考えてみたいと思います。

この度は、1996年の発足以来、京都の舞台芸術界の創造環境の整備に広く貢献し続けている京都舞台芸術協会に協力を依頼し、プログラムの選考をいただきました。20代30代40代にわたる各カンパニーの多彩なパフォーマンスにご期待ください。

日時
4月24日(土) 15:00 A★
4月25日(日) 15:00 B★
4月26日(月) 19:00 A
4月27日(火) 19:00 B
★終演後に出演団体によるアフタートークあり
・上演時間 各団体約1時間を予定
・途中10分間の休憩を挟みます

Aプログラム|鳥公園/NPO法人大阪現代舞台芸術協会(DIVE)
Bプログラム|正直者の会/ドキドキぼーいず

チケット [自由席/日時指定/税込]
前売り 一般:3000円 U-25:1500円
当日  一般:3500円 U-25:2000円
AB通し券* 一般:5000円 U-25:2500円

*AB通し券について
・プログラムA,Bをそれぞれ一回ずつご覧いただけます。
・チケット申し込みの際に、希望する2つの回を備考欄に記入ください。
・予約限定の販売となります。当日はお買い求めいただけませんのでご注意ください。
・「E9サポーターズクラブ/支援会員」区分では、ABそれぞれ一回ずつご予約いただけます。

チケット取り扱い
THEATRE E9 KYOTO
https://askyoto.or.jp/e9
TEL:075-661-2515(10:00~18:00)

Aプログラム

■鳥公園「私の知らない、あなたの声」
その人は古い友人だと言った、私の奥さんだったあの人の。私はその人を知らなかった、でもその人は私を知っていた。あの人がよく私の話をしたらしい。その人の口から聞くあの人は、私の知らない人間だった。その人は確かめに来た、あの人といた私のことを。その人はたぶん、恋人だったみたいだ、私の奥さんだったあの人の、隠された。記憶の中のあの人の声がもう、前のように聞こえない。

※当初、日替わりで俳優の組み合わせを変えての上演を予定していましたが、どちらの日程も同内容での上演となります。

|西尾佳織 演出|和田ながら
出演者|藤原美保(ソノノチ)、松田早穂(dracom)、三田村啓示
音響|甲田徹

プロフィール|2007年に劇作家・演出家の西尾佳織が結成。「正しさ」から外れながらも確かに存在するものたちに、少しトボけた角度から、柔らかな光を当てようと試みている。言葉や状況が野蛮にコラージュされた戯曲は、生理的な感覚を物質のようにごろりと示し、この世界に生きることの違和感を露出させる。2020年より、和田ながら(したため)、蜂巣もも(グループ・野原)、三浦雨林(隣屋)の3人の演出家をアソシエイトアーティストに迎え、西尾は劇作と主宰業を担う新体制に移行。https://www.bird-park.com/

■NPO法人大阪現代舞台芸術協会(DIVE)「羅生門」
芥川龍之介の短編小説『羅生門』を題材に舞台作品を創作上演します。芥川の『羅生門』に主人から暇を出されて仕事と住まいを失った男が登場します。災がつづき、すっかり寂れてしまった都の南端に立つ、荒れ果てた羅生門の下を訪れたその男は、生き続けるため、ある選択をします。今回創作にかかわるのは、いずれも大阪を中心に活動する劇団のメンバーで、泉鏡花の『高野聖』、折口信夫の『死者の書』を題材に演劇作品を創作してきたエイチエムピー・シアターカンパニーの笠井友仁が演出し、あうん堂の杉山寿弥、遊劇舞台二月病の石田麻菜美、かしこしばいの山本礼華が出演します。

原作|芥川龍之介『羅生門』
構成・演出|笠井友仁
出演者|杉山寿弥(あうん堂)、石田麻菜美(遊劇舞台二月病) 、山本礼華(かしこしばい)

プロフィール|NPO法人大阪現代舞台芸術協会(DIVE)は、前身となる関西演劇人会議をへて阪神淡路大震災を大きな契機として1997年に設立されました。演劇の社会への寄与と、環境整備に取り組み、さらなる事業の展開のためNPO法人化し、現在に至ります。発足から数々の成果を達成しつつ、DIVEは大阪の演劇人だけでなく、さらに広い地域とあらゆる分野との交流の場として機能しています。数多ある現在の問題を演劇人たちの団結をもってして対処し、大阪のみならず演劇界の未来の発展を願い日々活動していきます。http://www.ocpadive.com

Bプログラム

■正直者の会「FAE 公開「演劇」再現実験1.5」
謎に満ちた古代の風習「演劇」を現代に蘇らせる
古代、人々が盛んに行った「演劇」という風習があった。しかしそれは歴史の中でまるで蒸発するように姿を消してしまった。今日「演劇」を知れる手がかりはとても少ない。
FAE(fieldwork around engeki)=<「演劇」を巡るフィールドワーク>では「演劇」にまつわる資料の収集分析もさることながら実際に野山に分け入って「演劇」再現実験を積極的に行ってきた。令和三年三月、京都市元 淳風小学校で実施する念願の<公開「演劇」再現実験1(一般の方たちあいの再現実験)>と、本年十一月にTHEATRE E9 KYOTOで実施予定の<公開「演劇」再現実験2>とをつなぐ試作品。

作・演出・出演|田中遊

プロフィール|俳優/作家/演出家
1974年生まれ。大学在学中に演劇をはじめる。
1997年「正直者の会」を設立し劇作、演出を務める。現在《四次元演劇》というコンセプトのもとに「戯式(ぎしき)」(=田中遊の一人芝居)「戯声(たわごえ)」(=複数人でのパフォーマンス)の2プロジェクトを展開。2021年よりFAEプロジェクトを開始。
2012年 第14回関西現代演劇俳優賞受賞
2014年 第21回OMS戯曲賞佳作受賞

■ドキドキぼーいず「幽霊とうたた」
幽霊と生きている人間が恋している話を描きたいと思っています。
下記は、台本の一部抜粋です。
『K君には、Aちゃんという奥さんがいます。
だけど、Uちゃんのことも好きです。
Uちゃんも、K君のことが好きです。
もちろん、Uちゃんは、K君に奥さんがいることを知っています。
端的に言えば、UちゃんとK君は不倫をしています。』

脚本・演出|本間広大
出演者|あさのふみ、佐藤和駿、松岡咲子(以上ドキドキぼーいず)、加賀谷 僚一、西村花織(劇団しようよ/劇団飛び道具)、日置あつし、御厨亮
音響|島崎健史(ドキドキぼーいず)
照明|鄒樹菁(ドキドキぼーいず)
演出助手|宮崎彩

プロフィール|2013年に再旗揚げをした、京都を拠点に活動する若手演劇チームです。俳優・演出家の他、音響・照明・映像のスタッフが在籍しており、日本の劇団には珍しい編成です。4年間の“幕間”期間を経て、久しぶりに新作を上演します。涼しい作品を目指します。
2015~2017年アトリエ劇研創造サポートカンパニーに選出。2014年第35回kyoto演劇フェスティバル 実行委員長特別賞受賞(奨励賞)、2015年第6回せんがわ劇場演劇コンクールグランプリ並びに演出賞(演出:本間広大)。

スタッフ
舞台監督|北方こだち
照 明|吉本有輝子
音 響|島﨑健史
制 作|福森美紗子
宣伝美術|永戸栄大
企画・製作|THEATRE E9 KYOTO(一般社団法人アーツシード京都)、NPO法人京都舞台芸術協会
主催|THEATRE E9 KYOTO(一般社団法人アーツシード京都)
共催|NPO法人京都舞台芸術協会
協力|NPO法人大阪現代舞台芸術協会(DIVE)

お問い合わせ
THEATRE E9 KYOTO
https://askyoto.or.jp/e9
TEL:075-661-2515(10:00~18:00)

 - 2020年度事業, 2021年度事業, 事業関連, 募集、告知

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