近年、舞台芸術の創作現場では、蔓延するハラスメント問題などの影響もあり、対等な関係性の在り方が意識され始めています。こういった流れは、社会の変化と呼応しているようにもみられ、つまり、稽古場のあり方は、その創作集団の社会の見つめ方と繋がっている、と言えるかもしれません。
今回は、稽古場での創作プロセスを記録する試みや、その集団創作の在り方などを研究されている松尾加奈さんをゲストにお迎えし、協会理事メンバーとのトークイベントを配信します。視聴いただく皆様から、オンライン上でコメント・質問などもお受けしながら、対等・協働・個の尊重などをキーワードに、これからの「稽古場」と「創作プロセス」について考えてみたいと思います。
日時
2020年2月18日(木) 19:30~21:00
出演
◾️ゲスト 松尾加奈
1993年東京生まれ。東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科アートプロデュース専攻修了。舞台芸術の稽古場における集団創作のあり方に主眼を置き、自らが現場に入ることで、創作プロセスの記録を試みている。2017年より、官民協働海外留学支援制度トビタテ!留学JAPAN 7期生として、ロンドン大学ゴールドスミスカレッジWorld Theatresコースに留学、修士号を取得。現在、東京藝術大学音楽学部音楽環境創造科の教育研究助手、2019・2020年度ロームシアター京都リサーチプログラムのリサーチャー。
◾️筒井加寿子(京都舞台芸術協会理事/劇作家・演出家/ルドルフ主宰)
◾️松岡咲子(京都舞台芸術協会理事/俳優/ドキドキぼーいず)
参加方法
ライブ配信及びアーカイブ配信は終了しました。
※トークの録音や画面録画はご遠慮ください。
※アーカイブの視聴については、配信後に決定いたします。
※内容に関する質問は、配信中のYouTubeコメント欄、あるいはE-mail(info@kyoto-pa.org)へお寄せください。時間の都合上、全ての質問をご紹介できない場合がございます。あらかじめご了承ください。
思考と技術のトークについて
いま、否応なく変化する時代を前に、舞台芸術の担い手1人ひとりにも、多くの問題・課題を見据えながら、その解決に向けて行動できる、つまり考え続け実践する力=思考と技術が必要かもしれません。今回、身近なテーマを再考しながら、その力を培う場を目指して、「思考と技術のトーク」と題しています。
主催・お問い合わせ
NPO法人京都舞台芸術協会 info@kyoto-pa.org