2023年3月7日、 3月18日の2日間、京都芸術センターにて”舞台芸術と「性的表現」について考えるレクチャー・ワークショップ”が開催されました。7日に34名、18日に39名、合計73名の方(オンライン参加の方含む)にご参加いただきました。
この企画は個人からの提案があったことをきっかけに、京都芸術センターと共同主催で開催に至りました。作品の中で性的表現を扱うときにどのようなことに注意をすべきなのかを考えることだけでなく、「性的表現」とは何なのかという基本的なことから勉強する機会として実施しました。
レクチャー講師として堀あきこ先生(関西大学ほか非常勤講師)をお招きし、ジェンダーやセクシュアリティと表現についてのレクチャーを受けた後、グループに分かれて意見交換の場をもちました。
演出家・俳優・テクニカルスタッフ・制作者・プロデューサーなど様々な職種の方の参加があり、このテーマへの関心を持っている方は多いと感じました。
基本的な知識や構造についてのお話のあと、具体的な事例を参照し、問題点や考慮すべきことについて考え、グループワークでは、それぞれのグループで話されたことに対して堀先生がひとつひとつ丁寧に問題点を解説することで理解を深めることができたと思います。
堀先生や受講された方からも「継続してこのような機会を作ってほしい」との声があったこともあり、このような機会を定期的に作ることは必要だと強く感じました。継続できるように、京都芸術センターと協力をしながら検討していきたいと思います。
(文責:北方)
実施時告知ページ:https://kyoto-pa.org/kac-wslecture/
写真提供:京都芸術センター