契約書作りWS開催まもなく。(模擬WSやってみました!)

  • 2019.08.03

8月18日14:30より「舞台芸術化のための契約書作りワークショップ」を開催します。会場は京都市中央青少年活動センター中会議室。参加費は協会員が無料で、一般の方からは500円いただきます。

企画の概要や趣旨はこちらの記事をお読みください。
参加者をまだまだ募集しております。是非ご参加くださいませ→予約フォーム

WSに先立ちまして先日の理事会で模擬ワークショップを行ってみました。内容としては企画概要の記事(こちら)に書いている通りなのですが、「使用者」と「被使用者」の立場に立ってみて架空の公演(でなくてもいいのですが)について契約書をつくってみるというものです。もちろん我々(法律や契約書ということに関しての素人)で面白がって作るだけではもったいないので、弁護士の先生にご同席いただきそこで作ったものに関してアドバイス、ご指導をいただこうという、結構贅沢なワークショップです。

手順としてはまず、カードを一人一枚引いていただきペアを作ります。「甲カード」を引いた方が使用者、「乙カード」を引いた方が被使用者になり、架空の公演の情報を考えていきます。やってみてわかったのは、これを考えるのがすごく面白いのです。架空ですから無責任に「四都市公演」とかできてしまいますし、実際の予算のことなど考えなくてもいいので夢は膨らむ一方です(笑)ただ気をつけたいのはこのワークショップの目的はあくまで「契約書作ってみる」ことなので、あまり「劇団名」や「公演名」や「公演回数」などで頭をひねって時間を取ってしまうのはよろしくないかもしれません。また旅公演など企画の規模が大きくなればなるほど契約に関わる範囲が広がりますので、最後に書面にするのが間に合わない、ということにもなったりしました。

甲乙それぞれの立場(「劇団代表と俳優」や「制作者と美術スタッフ」)を決め、公演名や公演会場、回数。稽古開始時期など、基本的なものが決まったら。次は「仕事の内容」と「その報酬」を決めます。これも夢見たいな話になって楽しくなっちゃいますが、もう「仮で」というか。そこが主眼ではありませんのでズバッと決めて先に進みましょう。

そのあと細かい条件を詰めていきます。「オプションの機材代は?」「増員の手配は?」「交通手段は?交通費は?」「公演中止時には?」…。 

当日は2回のセッションを予定しています。第1セッションで契約内容について箇条書きにし、それを全員でシェアし、また中村弁護士にご意見をいただきます。それを経て訂正や加筆を加えた契約内容を、後半の第2セッションで実際に書面にして「契約書完成」ということになる予定です。

模擬ワークショップには弁護士の先生はもちろん参加していただけていませんが、単純に楽しい会になりました。当日は楽しい+学びがあるワークショップになるだろうと思っています。皆さんのご参加をお待ちしております。

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文責 田中遊

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