NPO法人 京都舞台芸術協会 – Kyoto Performing Arts Organization

京都を中心に地域の舞台芸術家同志の交流や人材育成事業、創作環境の整備を主な目的として活動を行う団体です。

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【終了しました】京都舞台芸術協会交流会② 東山コミュニティカフェ 「京都の学生演劇のイマ!」

   

「京都の学生演劇のイマ!」

東山青少年活動センターとの合同企画で、東山コミュニティカフェの枠組みのなかで開催しました。

学生さんや30歳以下の方々にも多くご参加いただき、「世代の違う人に聞きたいこと」を、アダルトチームとヤングチームに分けれ(アダルトとヤングの境は自己裁量です)、YES/NO方式で質問したり、時間の許す限り気になっていることを話し合ったりして、交流しました。時間の後半には、理事長の田中遊の脚本と、理事の村上慎太郎の脚本を参加者と一緒に読み、京都で活動する30代・40代の作家の本に触れてもらう機会を作りました。

こちらが、実際に会場で出た質問と回答例です。

●アダルト→ヤング
Q.演劇に関することでお金を稼ぎたいですか?
Yes:10人
No:0人

Q.週に1本以上、舞台を見ますか?
Yes:3人
No:7人
《YESの意見》
・月に4本くらい。
《NOの意見》
・2ヶ月1回くらい。
・実際に劇場に行くのが遠くて、DVDで観る。

Q.演劇を続ける時間的な制約で、仕事の職種(アルバイトなど)を決めることは(やめてしまうことは)ありますか?
→劇団で店をやっていたりというのが、昔はあったが、最近はバンド方面で聞くようになった。いまの若い演劇の人はどうですか?
Yes:7人
No:3人
《YESの意見》
・四国からきているので、なるべく稼ぐようにしている。
《NOの意見》
・研究で学会のお手伝いに入ったり、奨学金をもらっているので、バイトはしていない。

Q.東京に行こうと思いますか?
Yes:1人
No:2人
中間(どちらでもない):8人
→自分が若い頃から東京のほうが仕事やチャンスが多いと言われてきているが、今の人はどう思っているか?
MONOのように、劇団員が関西と関東に分かれて住んでいるケースもあるし、集団で東京に行った人たちというケースもあるし。いろんなやり方があると思う。

《YESの意見》
・東京に行きたい。最初に始めたときから演劇をやるなら東京かなというイメージがある。
《中間の意見》
・拠点は京都になるかなと思いますが、どこにいても公演が打てればいいので、どこに住んでいるかはそこまで大事ではない。東京のほうが物価が高く家賃も高いし、大変そうだけど、東京での公演も決まっているので、その時は友達の家で暮らしていたりする。遊牧民スタイルで、どこでも公演ができるようにと思う。
・東京は最初は考えてなかったけど、今年の春学期に大学の教授に役者で食べていくなら東京しか無理だよ、と言われて、東京も視野に入り始めた。

★アダルトから
チャンスが多いのは東京。食っていくなら東京でしょという意見にはうーんと。ライバルが多い環境は東京。自由にやりたいなら京都。


●ヤング→アダルト
Q.コシヒカリのナナピカリを知っていますか?
Yes:3人
No:3人

Q.就職活動はされましたか?
→演劇を学生が終わってからも続けたいけど、親から「就職するよね」というニュアンスのプレッシャーを感じるのですが、皆さんはどうでしたか?
Yes:3人
No:3人
《YESの意見》
大学を卒業して2年くらいは一般企業に勤めていたが、辞めて京都に帰ってきた。その後演劇を仕事にしていくことにしたが、親類からの反対は強かった。いまはそれなりに理解をしてもらって、演劇の仕事をできている。
《NOの意見》
家が演劇人家系で、両親が演劇をしていた。
ご両親や家族のサポートが、あったほうが演劇は続けていきやすい。

Q.馬の合わない人と同じ座組になったときに上手にやって行くコツはありますか?
→本気でやっている人と、そうじゃない人がいる環境で、なんとかうまくやっていく方法があるのかどうか。どうにかして稽古に来てもらう方法はありますか?
Yes:4人
No:0人
中間:2人
《YESの意見》
・仕事だから、と割り切る。企業と違うから、この座組が終わったら関わらないということもできるから。最適解でモチベーションを保つ。
《中間の意見》
・学校やから行かない、という甘えがあるのかも。

Q.演劇を続けていこうと思った瞬間はありましたか?
→何かなかったら、ここまで続けているなんて並大抵のことではないのではないか。
Yes:4人
No:1人
中間:1人
《YESの意見》
・就職して1週間経った時に、学生劇団の仲間から順番に電話がかかってきて、「何かやらないの?」という誘いをもらった時。
・会社を辞めて、地元に帰って来た時に、演劇を続ける先輩にお会いできた時に、働きながら演劇を続けている人もいれば、それを専業にしている人もいて、いろんな続け方をしている人がいることに気づけたとき。
《NOの意見》
・鈍感力。あとは、巡り合わせと人。環境や奥さんと出会えたことです。

Q.劇団以外の仕事はされていますか?
Yes:5人
No:0人
《YESの意見》
・自分のなかでのどういう面を使うかによって、いろいろな仕事している。
公演以外の形での仕事もあります。
・劇団では収入らしい収入はあげられていないが、芸術団体のNPOで仕事をしながら活動している。

Q.お金の失敗はありますか?
Yes:3人
No:2人

Q.演劇しててよかったですか?
Yes:6人
No:0人

Q.劇団をやっていて、一番大変なのは人間関係ですか?
Yes:2人
No:3人
中間:1人

Q.東京では演劇活動をしないのですか?
Yes:2人
No:0人
中間:4人

Q.学生時代から社会人になっても演劇活動をしたいと思っていました?
Yes:4人
No:1人
中間:1人

Q.俳優への出演料を払っていますか?
Yes:4人
No:0人
中間:1人

Q.これからも演劇をつづけますか?
Yes:5人
No:0人

ご参加いただいた方からは、下記のようなお声をいただきました。

・外部の劇団の方々と関わったことがなかったので、とても新鮮でした。
・たくさんの人たちの舞台に対する思いを聞けてよかった。
・同世代の人たちの話も聞けて、みんなの考えていることを知れた。
・もう少し時間があればよかった。時間があれば掘り下げたい話があり、なかなかこういう相談ができる先輩がいないので、掘り下げて聞きたかった。
・今回は演劇だけでしたが、舞台芸術全般で話ができれば、なお良いなと思った。
・次の交流会のテーマも気になるので、また参加してみたい。
・世代を超えて夢を追いかける人たちの思いを知ることができた。
・新しい出会いもあり、参加できてよかった。
・リーディングを聞いてみて、上演会をやっても楽しそうだと思った。

ご参加いたたいだ皆様、ありがとうございました!

京都舞台芸術協会の交流会は、毎回テーマを変えながら開催しています。
今年度はあと1回。
次回は2019年3月の開催を予定しています。
「演劇・ダンスと子育て」というテーマで、行います。子育てと舞台芸術の活動の両立について、皆様と考えてみたいと思っています。
詳細な日程や会場は、また決まり次第、こちらのWEBサイトでおしらせします。
こちらもぜひご参加ください。

 - 2019年度事業

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