3月9日(土)、東山青少年活動センターのロビーにて「舞台芸術を続けたい人のための交流会」開催しました。この企画は今年度のインターンシップ生によるもので、年間の活動を通じて考えたこと、感じたことをもとに立案し、企画書の作成・会場手配・広報・当日のファシリテーション等、実際にイベントを開催するために必要な実践に取り組みました。インターン生自身が、実際に活動している若手であるからこそ、「演劇をどう続けていくのか?」「そもそも演劇を続けるとはどういうことか?」といった問いを考え話し合う場をつくりたい、そしてそのために世代を超えた交流が必要なのではないかと考え、ゲストには実際に演劇を続けている上の世代を招き、あらゆる世代で話し合う対話型交流会のような企画となりました。
当日の参加者は、学生劇団等に所属し卒業を控えている若手の方や、すでに活動を継続していて今後の活動について考えたい方など、合計8名の方に参加いただきました。
前半は、ゲストのこれまでのキャリアを紹介し、対話の導入としました。今回のゲストは、協会の理事・事務局から俳優・舞台美術・制作者の肩書きを持つメンバーで構成され、それぞれの立場から、演劇をはじめたきっかけや学生時代の活動について、演劇を続けていこうと思ったきっかけ・理由などについてお話しさせていただきました。役職によっても、人によっても、続く在り方は様々でした。
後半は、グループディスカッション形式で、若手と上の世代が交流しながら話し合いました。まず、演劇を続けることとは?続いている状態とは?をテーマに話し合った後、自分のライフプランや生活と演劇活動の継続について話す時間としました。学生卒業を控え悩んでいる方や、誰かの経験談や意見に触れる機会を求めている方も多く、それぞれが目指す活動に必要な情報交換もありながら、グループごとに様々な話がなされていました。
ざっくばらんに交流しながらのディスカッションによって、会話も盛り上がり、実施終了後もあちこちで交流する様子がみられました。この機会の出会いがご縁となり、参加した皆さんの今後の活動に繋がることがあれば、協会としても大変嬉しく思います。
(文責・松岡咲子)