2025年度インターンシップ事業 芸術準備室ハイセン 訪問レポート

  • 2026.02.10

 2026年1月6日、インターン生は滋賀県大津市にある芸術準備室ハイセンを訪問し、ハイセンの管理人である神谷俊貴さんにお話を伺いました。 

 滋賀県大津市にある芸術準備室ハイセンは、琵琶湖に近く、さらに山にも囲まれた自然豊かな場所にあります。銀行の保養所だった施設を再活用した創作スペースとして、全国の方に利用されています。建物内はどこか懐かしく、安心感が漂っていました。今回は、ハイセンの成り立ちから運営方法などについてお話ししていただきました。また、施設内を案内していただき、インターン生からの質問にもたくさんお答えいただきました。

 私は滋賀県出身なのですが、ハイセンのある湖西の方面には中々来ることがなく、ハイセンの訪問も今回が初めてでした。今回の訪問を通じて、ハイセンは運営していく中で様々な方々の力をお借りして今の形になっていったということがわかりました。台所の家電は、ハイセンを知った方から使わなくなったものを譲っていただいたり、水道管工事のクラウドファンディングでは予想を超える支援をしていただいたりと、人の巡り合わせで今があるとのことでした。 

 規模の大きい施設になるとどうしても細かいところまでルールを作らないといけないこともありますが、ハイセンではルールベースではない、個人に合わせた対応ができるという強みがあります。最初からNOを突きつけずに互いにベストを尽くせるような環境をつくるということは、管理人の神谷さんのSPAC(Shizuoka Performing Arts Center:公益財団法人 静岡県舞台芸術センター)での4年の経験が活かされていると感じました。 

 大学では大学施設の立ち入り禁止期間などもあるため、その時に利用できる場所があるということは学生目線から見てとてもありがたいことですし、それに加えて自然も感じながら創作活動できるということが良いなと感じました。京都には舞台芸術に関連する施設が多いですが、滋賀県には京都と比較するとあまりないため、滋賀県出身としてハイセンの魅力をこれから発信していきたいと思いました。 (谷口華奈子)

 この芸術準備室ハイセンがつくられた話の中で神谷さんは「できる範囲でやろう、でスタートしたのがよかった」と仰っていました。クリエイションにおいて自分たちの場所があるだけでやれることが違い、劇場に入ってからのやりたいことも見つかる、という考えから自分たちが自由に使えるアトリエ、スタジオが欲しいということでこの施設をつくられたそうです。しかし、その過程で誰か一人に過剰な労働や責任が押し付けられて生活すらもひっ迫するような状況では、この施設を継続していくことが難しくなります。利用者や地域の方、いろんな方との助け合いでつくられている施設だからこそ、やりたいことのできる稽古場が存在しているのだと感じました。

 この施設では任意料金制が取られており、また時間の制約をあまり感じることもなく活動ができます。だからこそ、自分たちのやりたいことを試せる場所になり、気負い過ぎずに「できる範囲でやろう」という気持ちで稽古のできる環境が整えられているのではないかと感じました。(石川大海)


芸術準備室ハイセン
メール:haisen.tkamiya@gmail.com
HP:https://haisen8100.tumblr.com/

Twitter:@haisen8100

facebook : https://www.facebook.com/haisen8100

instagram:8100haisen

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サポーター(寄付) https://congrant.com/project/haisen/4342

所在地:滋賀県大津市木戸1696-2

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