京都舞台芸術協会について

私たち京都を中心に活動する舞台芸術家は、創造環境を整備し、また舞台芸術と社会とのつながりを高めるために、「京都舞台芸術協会」を平成8年(1996年)に設立いたしました。そして、以後6年間の活動を通じて、芸術家同士の交流の場の提供や人材育成事業など様々な活動を行うなかで、情報のかたよりをなくし、望むものには機会が平等に与えられる環境作りを目指してきました。

やがて平成14年(2002年)。演劇、ダンスなどの舞台芸術の「豊かな自己実現に憧れる力」「無から有を生む革新性」を現代社会に生かし、市民がより豊かな生活を享受できる環境を作ること、また舞台芸術を通して豊かな感性を共有し高めあう人の輪を広げること、そのために舞台芸術を取り巻く環境をよりよくすることを目的とした特定非営利活動法人として、社会的な信用を得た活動を行っていくために再びスタートをきりました。

その後、京都では多くの舞台関係者の創意工夫と尽力によってハード、ソフトが整備され、国内外で有数の舞台芸術の拠点となりました。

協会の事業

これまでのおもな事業

互助事業

  • 「なんでも相談窓口」の設置
  • 協会会員同士の交流事業「交流会」
  • 「舞台芸術家のための法律相談」

企画事業

  • インターンシップの受入
  • 各種ワークショップ・講座の開催

連携

  • 「舞台芸術プロデュース講座」の共同主催
  • 「ようこそアーティスト文化芸術とくべつ授業」へのアーティスト推薦
  • 各団体への後援、共催など

発信事業

  • 会報の発行(年2回)
  • ウェブサイトの運営
  • 各種SNSの運営

NPO法人 京都舞台芸術協会 設立趣旨書

私たち京都を中心に活動する舞台芸術家は、創造環境を整備し、また舞台芸術と社会とのつながりを高めるために、「京都舞台芸術協会」を平成8年(1996年)に設立いたしました。以後6年間の活動を通じて、芸術家同士の交流の場の提供や人材育成事業など様々な活動を行ってきました。情報のかたよりをなくし、望むものには機会が平等に与えられる環境作りを目指してきました。

今、舞台芸術関係者を取り巻く社会環境は大きな変革の時を迎えています。平成13年(2001年)12月7日に文化芸術振興基本法が施行されるという朗報がある一方で、東京や大阪での実績のある民間劇場の相次ぐ閉鎖など、私達の活動に直接影響を与えるショッキングな出来事も相次いでいます。特に民間劇場の閉鎖は芸術活動が本来「経済の効率性」とはそぐわない存在であることに起因すると思われます。しかし、「経済の効率性」の追求だけでは「心身共に豊かな社会」は生み出されません。また現代社会に生きる人々にとっての様々な問題−他人の立場を思いやる想像力の貧困、コミュニケーションの不足、これらに起因する犯罪の激化−の1つの要因として、「心の豊かさ」の不足があるのではないでしょうか?私たちは芸術こそが「心の豊かさ」の実現に貢献できるのではないかと考えています。

私たちは特定非営利活動法人として新たなスタートを迎えます。演劇、ダンスなどの舞台芸術の「豊かな自己実現に憧れる力」「無から有を生む革新性」を現代社会に生かし、市民がより豊かな生活を享受できる環境を作ること、また舞台芸術を通して豊かな感性を共有し高めあう人の輪を広げること、そのために舞台芸術を取り巻く環境をよりよくすることを目的として活動を進めていきます。そして、このようにして舞台芸術家が社会に貢献してゆくことを強く願っています。

この趣旨を理解し、私たちとともに会員としてこの活動を推進してくださる方を募ります。皆様のご支援・ご協力のほど、よろしくお願いいたします。

NPO法人 京都舞台芸術協会
理事(設立当時):土田英生 鈴江俊郎 杉山準 由良部正美 蓮行

なんでも相談窓口|舞台芸術の困りごと、ご相談承ります