6/29 交流会「京都という創作環境をめぐる vol.4」開催レポート
6月29日(火)に交流会「京都という創作環境をめぐる vol.4」を実施しました。創作環境を支える施設や組織に関わっている方と実演家がつながる場づくりをめざして2018年から始めたこの交流会も4回め。新型コロナウイルス感染症が拡大している状況をうけ、昨年に続いてオンライン開催となりました。
参加者は協会理事含め16名。場所で働くひと、アーティストを支える人、作品をつくるひと、学生さん、と、多様な顔ぶれ。リピーターのお顔もあれば、初めて協会の交流会に参加してくださった方もいらっしゃいました。平日夜の時間帯でしたが、小さいお子さんがいらっしゃる方にも参加していただけたのはご自宅などゆったりした環境から繋げられるzoomならではですね。

思い思いの飲み物で乾杯したあと、お名前とご所属に加えて「いま一番求めている情報」「交流会に来た目的」「最近みたおもしろかった作品」というお題の中からひとつを選んでご回答いただく自己紹介タイム。「最近みたおもしろかった作品」では、舞台作品にとどまらず、アニメ、ドキュメンタリー番組、映画や、コンサートを紹介してくださる方も。
自己紹介が一巡したら、4~5人の小グループに分かれてフリートークを2セット。それぞれ20分ほど話したら全員参加の画面に戻り、各グループでどんな話が出たかをシェアしあいました。緊急事態宣言やまん延防止等重点措置によってふだん使っている稽古場が時間の制限を受けたりするケースも多く、それぞれが知っている稽古場の状況を情報交換したり、文化庁の補助金が話題にあがったりと、コロナ禍ならではの課題も多く挙がりました。他にも、異なるジャンルとの交流を進めていくにはどうしたらよいか考えたり、世代と世代のあいだのギャップをどう近づけていくか、活動の工夫の仕方など、話は多岐にわたりました。
今後の活動のお知らせがある方に、PRしていただく時間も設けました。そして、チャット欄を活用して、連絡先やSNSアカウントをシェアしたところで予定時間。
話足りない人たちはゆる~い感じでしばし延長戦を楽しんだあと、解散となりました。
京都という環境のなかで、どんな人がどんなふうに活動しているのか。どんなことを考え、どんな課題を抱えているのか。ひとつひとつの問題は簡単に解決しませんが、なるべく多くの人がお互いを知り、相互に関心を持つことで、場は動いていくものだと思います。
今回の交流会で出会った方々のつながりが今後も活かされていくことを願います。
文責:和田ながら
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